金コラム
2025年6月16日(月)更新
国内新値足1手ずつ確認して買い提案
石塚行雄(岡地アナリスト)
中国人民銀行金の金準備高

前回は形はいつ保合い上放れしてもおかしくない状態とした。
6月7日の中国人民銀行による金準備高の発表を待って増加であれば9日から買い提案とさせて頂いた。期待通り、中国人民銀行金の金準備高は7ヶ月連続の増加(添付チャート参照)となりました。増加後の値動きとしては増加7ヶ月で6昇1落と5月発表後の下落以外はしっかりとした値動きです。
6/9終値15509円から週末終値15887円。値幅378円高となり、国内市場では史上最高値更新となりました。
NY金日足

注目はNY市場となります。
三角保合い上放れ絡み無しとなり4月からの調整以来の展開に入って行きます。この調整期間に50万枚後半あった取組高は41万枚と資金の大幅な流出がございましたので資金が少し戻って来るだけでもNY最高値3539.3ドル(現在3439ドル)まであと約100ドルですので1日でも届く値幅まで来ております。
イスラエル・イランを煽る事はございませんがイスラエルへイランの報復・反撃如何では一相場作ってしまう可能性もございます。ただし相場の醍醐味としては一回で大きく上がってしまうと大商いとなって相場が小休止する事もあるので出来れば徐々に上値を試しに行く展開を期待したい。ポジショントレーダーはポジション維持で新値足(週末9手目)1手ごとに買増しのご提案と考えます。