金コラム
2025年7月28日(月)更新
目先は中心値段16142円に対しての動きを見ながら考える
石塚行雄(岡地アナリスト)
NY金 週足

前回は最近の傾向は高値から700円以上の調整安が入った後は最高値更新して行くのが流れとした。
国内3連休祝日取引明けで国内金価格は最高値更新から続伸して16326円まで上昇。6月末の安値15291円から1035円高となりました。
最近の上昇幅平均1484円・最低上昇幅の1190円高までは届かずから現在失速しております。
ニュースは米国を中心とした関税戦争で日本の15%から追随して欧州や中国も関税交渉が進展するという期待感からNY金が下落。
NYは週明けのドル安を背景に高値3451.7ドルまで上昇してから関税進展ニュースで3345ドルへ下落中。
ここから一気に下落予想ではなく、当然の事ですがトランプトレードですので二転三転は当たり前と考えながらになります。
トランプ大統領がSNSで日本を含めて欧州や中国も決定内容が反故されたりなど8/1まで丁度1週間で土日も挟んでますので一般的にトランプ大統領が何も無しという事はないように感じます。
最近の高値安値の中心値段16142円に対してどう動くのか確認しながらの売買になると考えております。
NY週足では一端ダウントレンドラインの抵抗を受けて小休止する形となっておりますが昨今の値動きでは三角保合いのダウントレンドラインを上方ブレイクすると大きな値動きに発展しております。それこそ下記チャートにもございますようにブレイク後に結果700ドル上昇。
3300ドルから700ドル上昇となるとJPモルガンの価格予想値4000ドルが期待されると思われます。目先は調整が入っておりますので今すぐの話ではないものの前回上抜け後最高値まで15週間となれば約4ヶ月。
抜けてからの話ですが注目しております。
金価格、26年第2四半期までに1オンス4000ドル超え=JPモルガン
ロイター
2025年4月23日更新