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月末買いから中国人民銀行の金準備高増加の流れで買い継続(金コラム)

金コラム

2025年8月12日(火)更新

月末買いから中国人民銀行の金準備高増加の流れで買い継続

石塚行雄(岡地アナリスト)

NY金 週足

8日にトランプ米政権が、重量サイズ1キログラムの金地金(インゴット)に関税を課す方針を打ち出した。このニュースにより世界の金市場に新たな混乱が広がり、トレーダーやアナリスト、関連業界の企業幹部には衝撃が広がり、ニューヨークの金先物価格は過去最高値を更新した。

その後はトランプ米大統領は11日、自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「金(ゴールド)には関税はかからない!」と投稿した。ただ、それ以上の詳細は明らかにしていない。トランプ氏の発表を受けて金相場は下落

一連のニュースによる乱高下によって海外市場ではポジションの再構築が急がれている印象を受けます。国内市場では順調に推移していた月末買いや中国人民銀行の金準備高発表増加による買いに水を差す内容にとなりましたが、結論としてはこれまでの市場環境に変化が無い状態で考えれば安値拾いでコツコツを買い増し継続と考えます

国内金 日足

国内金 日足(中国人民銀行 金準備資産残高発表後の動き)