金コラム
2026年9月14日(月)更新
17日FOMCへフライングは禁止、発表確認必須
石塚行雄(岡地アナリスト)
FEDウォッチ(2026年9月14日現在)

前回号からディベースメント取引が上昇しやすい状況として考えると大勢観は買い方針で変わらず、国内市場では下落幅の半値戻り達成と考えるとある程度の調整入りが考えられる為、米国の雇用統計の数字と足並みが揃えば打診買いとした。
米雇用統計は市場予想の約3倍増となった事や生産者・消費者物価指数が高水準を維持し、事前予想を一部超えた事で利上げ確率が80%台まで上昇。数字上は利上げの確率が一番高まっているのが現状です。
利上げの有無は17日早朝3時にならなければ分かりませんので数字上の影響は値動きに大きくでてきます。
利上げしなければ圧力、利上げしてもその後の政治介入は基本的にFRBの独立性の部分の材料に変化していきます。
過去にもトランプ大統領によるFRBへの政治介入や独立性への懸念は、米国の信用低下やインフレへの警戒感を高め、安全資産としての金価格の急騰を後押しした事がございます。
直前までは数字上の利上げに押されて下落する場面が想定されます。
結果として確率論通りにFOMCで利上げ決定となった場合、FRB新議長ウォーシュ氏の記者会見による年内一回なのか二回の余地を残すのかによって全く変わってきます。
余地を残せば織り込んでいない部分の下落継続となります。そして利上げ確率87%台の状態で据置きを決定した場合、トランプ大統領に忖度した・政治介入があったという憶測が飛び交うと過去には2度の大きな上昇と同時期に起きました。
国内金日足(FRB独立性 政治介入後の値動き)

一回目は昨年2025年8月22日にクックFRB理事に対して辞任要求、その後は2,500円高・最大上昇幅で6,000円高となりました。
今年の2026年1月9日にはFRBパウエル議長へ刑事捜査を開始・政治圧力があった事をパウエル議長が公表しました。利下げ要求に従わなかったということで一気に5,000円の上昇となります。
結果利上げ:記者会見次第で年内2回の利上げに含みが有るのか。無い場合は知ったら終いで買い推奨と思われます。
据置き:政治介入有りとみて買い推奨と思われます。違うのは年内2回の含みとなった場合のみ売り推奨と思われます。
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