白金コラム
2026年1月5日(月)更新
3月まで9000円~11000円の往来相場の白金標準先物
田栗満 (岡地アナリスト、日経CNBC出演、週刊エコノミスト寄稿)
国内白金 月足

昨年1年間でNY白金は、910.3ドルから一時2584.5ドルまで1674.2ドルの上昇を行い、約184%の上昇を見せるなど、金価格を上回る上昇率を見せている。
特に5月にWPICやJM社、メタルズフォーカスなどPGMの需給報告でプラチナは3年連続の供給不足を予測し、金価格に比べ貴金属の中でも出遅れ感が強かった白金価格を押し上げるきっかけとなっている。
ただCMEグループは、加熱する銀やプラチナ取引に対して、銀は6回目となる証拠金引き上げを実施し、プラチナも29日、31日にと連続した証拠金引きを実施しており、年末から年始に掛けてNY市場では、価格修正の動きを強めており、一時NY白金は高値から3日間で2000ドルを下回り1927.4ドルまで下値を試す値動きを見せている。
しかしトランプ政権が推し進める重要鉱物に対する関税処置は、銅や銀の価格を押し上げる要因となり、白金のロンドン市場におけるリースレートを押し上げる要因にもなっている。特に現在のリースレートは10%を超えるなど、依然と需要鉱物に対する関税処置に備える動きを続けており、今年1月にでも関税の明確化が期待される事からも高値追いを続ける可能性は高いと思える。
またプラチナ生産国である南アフリカでは、プラチナ鉱山での生産量が年々引き下げられており、2026年もプラチナ生産量の増加は期待できる状況にない。
価格上昇を示すもプラチナ鉱山における設備投資は進む気配もなく、2026年3月4日には、WPIC2025年第4四半期PGM需給報告と2026年の更新予測を示す事から、昨年11月に指摘した0.6トンの供給過剰が供給不足へ移行していると更なる高値を試す可能性は強まると思える。
そのため2026年の年明けは、年末からのCMEグループが実施した証拠金引き上げに伴い、NY白金は2000ドルを固める値動きを見せて来ると思え、白金標準先物でも一時下値を試した9482円を下回る事が出来るかに注目が集まると思える。
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