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白金コラム

2026年2月2日(月)更新

一時的な利益確定の動きであり、4桁は買い・・

田栗満 (岡地アナリスト、日経CNBC出演、週刊エコノミスト寄稿)

国内白金 週足

トランプ大統領は、次期FRB議長をタカ派で知られるウォーシュ元FRB理事を指名すると発表している。そのため貴金属市場では、金や銀価格がFRB議長に対するトランプ大統領の圧力でFRBの独立性の懸念が強まり、ドル安を背景に高値を追い続けていたが、週末の次期FRB議長にウォーシュ元理事が指名された事から、NY金が一時12%安、NY銀は36%安と一夜にして1ヶ月の上昇幅を消すように下落している。

特に2026年1月初頭から貴金属は上昇を強め、NY金で16%、NY銀は43%、プラチナでも14%と大きく買われており、市場参加者は利益確定を狙った動きを強めた状況に思える。

そのためNY白金は、2025年12月31日の安値1927.4ドルに迫る1980.7ドルまで下値を試すなど、一時3000ドルに迫る2925ドルの高値まで上昇した価格は、5日間で944.3ドル安を演じるなど、今年の上昇幅を消している。

しかし世界最大のファンドマネージャーであり、14兆ドルの運用資産を保有するブラックロックは、世界第1位のプラチナ鉱山会社シバニー・スチール・ウォーターの保有株を5%超えに引き上げている。また同社はノーザム・プラチナも5.04%まで保有株を引き上げるなど、PGM価格に対するより明るい見通しを示しており、シバニー・スチール・ウォーターの投資家関係責任者は「現在、ほとんどのアナリストは長期にPGMに対して前向きです」と発言している。

また3月5日に半期決算の発表を控えるインパラ・プラチナムは、2025年上半期の精製PGM生産量は178万オンス(55.1トン)で横ばいだったが、一方では金属価格の上昇により売上げは40%増加していると発表している。

そのためNY白金は、次期FRB議長にタカ派のウォーシュ元理事が指名された事から利食いに抑えられた値動きを示したが、ファンドマネージャーの投資スタンスや供給不足を覆す事は示された訳でもなく、一時的な利食いのタイミングが重なった値動きに思える。

特に白金標準先物は、昨年12月~今年1月に掛けて9500円、9482円で下値を固めて13000円へ向けた上昇を行った経過から、週末には再度9401円まで下値を試すなど、4桁から5桁の時代へ移行した価格が再度4桁の価格を示している状況は買い場の提供に思えてならない。

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