金コラム
2026年10月19日(月)更新
21,300円~21,900円レンジの中で材料を見極めたい
石塚行雄(岡地アナリスト)
NY金 日足

前回号ではNYは保合い期間が10日程度であればそれなりの上昇という見方通りとなり4,242ドルを高値にして失速、その後はドル高や金利高、CPI消費者物価指数の上昇から年内利上げの確率が上昇、それについて連銀総裁コメントなどもプラスされて下落となりました。
ただ、そこからの切り返しも早い展開となり、4,100ドル近辺は一瞬で買われて週末には4,200ドル。
完全な出直り相場であるかどうかとなりますが4,241・4,259・4,242ドルと上髭の高値と終値ベースの高値4,216ドル。
明確に上抜けするには原油の下落など他市場の恩恵が有るか無いかも大事となります。
イランの提示している7つの条件を米国が方針転換して譲歩出来れば可能性はあります。トランプ大統領を中間選挙で苦しめる為には原油価格の上昇などに効果が有り、トランプ大統領も国内のガソリン代を下げさせる為に方針転換するかどうか。価格が先か材料か先かに注目です。
国内金 日足

国内金 240分足

国内市場では2番底確認でセオリー通りと考えれば、買い参入推奨とした。
先週の基準値段は10/5:21,925円の中で週末夜間で21,969円まで上昇もそこから失速。
10/15:21,280円まで645円の下落となりました。ただ、下落道中でも安値から200円戻して上昇するなど押し目買い組を狙ったかのような上昇後の動きもあり、二転三転したのも事実です。
結局は中国国慶節明けの値動きも上抜けも買いの誘いで単なるレンジ往来相場だったというのが現状となります。
と考えると弱材料出尽くしの動きで上昇の可能性が高い事を考えると材料後付けタイムに入って来る可能性もございます。
アナリスト・エコノミストが理路整然と曲がるのはこういった局面で多くなります。所謂、インフレ加速→利上げ確定視→売り。ただし年内利上げ2回は8月末~9月のFOMCで出ている材料でもある為、その材料を越えるような10月利上げ・12月利上げの要人発言などが重ならないと価格の下抜けは難しいように感じます。
金独自材料がドル・金利・原油の他市場・他銘柄次第にはなりますが現時点ではレンジ内での値動きが有力と見ております。
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