金コラム
2026年7月6日(月)更新
利上げが遠のきドル安で買い提案
石塚行雄(岡地アナリスト)
NY金 日足

NY原油 日足

前回号から日柄達成後の待ちの状態。
NY金日足チャートの4000ドルの節目の攻防から6月30日の月末に2番底が入りました。アジア時間に4000ドル割れもプラス材料となります。
週末7月3日の国内引けの段階で4184ドル。米国3連休の影響も有るのかアジア時間で約60ドルの上昇。素直に米雇用統計が予想を下回った事や前月・前々月分の下方修正も入った事で先月の過熱気味な雇用統計から一転した状態。
それに加え、原油の供給超過の可能性も出てきている事で雇用と物価の観点からFRB議長ウォーシュ氏の考えるような展開も期待されております。
金の最大の弱材料となっている”米利上げ”が後退となると上半期の資金流出相場から資金流入相場へ転換となれば非常に分かり易い相場展開の可能性も。
チャートは一目均衡表基準線4291ドルが最近の抵抗ラインとなりますのでまずは短期玉の利食い目安とさせて頂きます。
トランプ大統領肝煎りのウォーシュ新FRB議長:足元のインフレリスクは低下しているという認識を示した。「AIのおかげでインフレは起きないから金利は下げます(大統領への配慮)。ただし、市場の歪みを正すためにバランスシートの縮小は続けます(自身の信念)」という2軸のロジック。
国内金 日足

一方、国内市場は3月のイラン攻撃後は原油高による物価高騰となりインフレ抑制へ向けて利上げの可能性が浮上し、ドル高・金安の構図。上半期は約30%の下落となりました。
6月は安値を2回下回った事で動きがあったとは思いますが一気に下落したわけではないのでそこまで玉が解れては無いと思われます。
中東情勢ネタによる戻りは限定的でしたが利上げ問題は最大のテーマであった事を考えると内外共に一目均衡表基準線が目先の抵抗・目標ラインになると見ております。
4291ドルの22600円。1日で400円~500円は普通に動けてしまう事からすると22600円も以外と早く達成してくる可能性も感じます。
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